Slack Incoming Webhook の作り方 - 通知連携を最短で通す手順 -

タグ:
Slack Incoming Webhook 通知 Webhook 設定

Slack Incoming Webhook の作り方 - 通知連携を最短で通す手順 -

Slackに「何かあったら通知したい」と思ったとき、いちばん手っ取り早いのが Incoming Webhook(SlackのWebhook通知)です。
やることは単純で、Webhook URL を1本作って、通知先のサービスに貼るだけ。

ただ、Slackの画面導線はワークスペースや権限によって微妙に見え方が違います。
この記事では「Webhook URLを確実に発行する」ことだけに絞って、迷いどころも含めて短くまとめます。


結論(最短ルート)

  • Slackで Incoming Webhooks を有効化する(必要ならアプリ追加)
  • Webhookの投稿先チャンネルを選ぶ(なければ先に作る)
  • 発行されたWebhook URLをコピーする
  • 通知サービス側に貼って保存する

Webhook URL が https://hooks.slack.com/services/ で始まっていれば、そこまで到達できています。


そもそも Incoming Webhook って何?

Slackが用意している「外部サービスからメッセージを投稿するための入口」です。
メールの宛先みたいに、Webhook URL が「投稿先」を表します。

このURLを知っていると投稿できるので、扱いはパスワードに近い感覚でOKです。


作成手順(Webhook URLを発行する)

Step 1:投稿先チャンネルを決める

まずは通知を流すチャンネルを決めます。

例:

  • #vendor-openai-changelog
  • #alerts-dev

インシデント通知と混ぜると読まれなくなるので、専用チャンネルを作るのが無難です。
チャンネルがない場合は、この時点で先に作成しておきます。

Step 2:Incoming Webhooks を有効化(またはアプリ追加)する

Slackでは「Incoming Webhooks」を有効化(またはアプリとして追加)して、Webhookを作成できる状態にします。
ワークスペースの設定によっては、ここで管理者権限が必要になります。

有効化できたら「Webhookを作成(Add New Webhook)」のような操作に進みます。

ポイント:この段階で「Incoming Webhooks が見当たらない」場合は、権限の不足か、ワークスペースでアプリ追加が制限されている可能性があります。

Step 3:投稿先チャンネルを紐づけてWebhook URLを発行する

Webhook作成時に、投稿させたいチャンネル(例:#openai-changelog-alerts)を選びます。
完了すると、Webhook URL が表示されます。

URLはだいたいこういう形です:
https://hooks.slack.com/services/XXX/YYY/ZZZ

このURLをコピーして、次のステップへ進みます。

Step 4:通知サービス側に貼る

通知したいサービスの設定画面で、Webhook URL を貼って保存します。
あとはテスト通知があれば流して確認します。


よくあるつまずき

チャンネルを間違えた

Webhookはチャンネルに紐づきます。
「別のチャンネルに流したい」と思ったら、Webhookを作り直すのが早いです。

Webhook URLが発行できない(作成ボタンが見当たらない)

原因はだいたいこのどちらかです。

  • ワークスペースで Incoming Webhooks が有効化されていない
  • 管理者権限が必要(またはアプリ追加が制限されている)

自分で進められない場合は、管理者に「Incoming Webhooks を有効化して、Webhook URLを発行したい」と伝えるのが最短です。

通知が来ない

まずは順番に切り分けます。

  • Webhook URL が正しいか(コピペミスが多い)
  • 投稿先チャンネルが存在しているか
  • 通知サービス側で保存できているか
  • Incoming Webhooks がワークスペースで有効化されているか

URLを漏らして大丈夫?

Webhook URL は「知っている人(サービス)がSlackに投稿できる鍵」です。
なので 不特定多数に公開しない のが基本です。

  • ブログやSNSに貼らない
  • Gitにコミットしない
  • スクショや画面共有に写さない

一方で、QuietWatchのような通知目的で使うサービスに登録するのは通常の使い方です。
「公開しない」「第三者に漏らさない」を守れば十分です。


QuietWatchで使う場合(例)

QuietWatchでは、作ったWebhook URLを通知先に貼るだけで連携できます。
すでにWebhook URLを持っているなら、この作業だけで終わります。

https://openai.quietwatch.io/add


まとめ

Incoming Webhook は、Slack連携の最短ルートです。

まずは https://hooks.slack.com/services/ のURLを発行できれば、あとは貼って動かすだけです。

これで、毎日のタスクが少し軽くなりますので、是非利用してみてください。